北陸新幹線の開業は、北陸の人達にとって大きな出来事でした。
それまで北陸から東京に向かうには、1度新潟の越後湯沢に特急に乗って行き、そこから新幹線ときに乗り換えて東京に向かう必要がありました。
時間にして約4時間、乗り換えもあって非常にめんどくさかったのが、2015年3月14日に北陸新幹線が開業した事で、北陸~東京間が非常に近くなりました。
そして、金沢-東京間を約2時間半から3時間程で行き来する事が出来る北陸新幹線ですが、その北陸新幹線には新幹線の【ファーストクラス】と言われているグランクラスが導入されています。
北陸新幹線のかがやき号とはくたか号の2つの車両に導入されている、グリーン車より上のグランクラスですが、今回は【新幹線はくたかのグランクラス】を体験してきました!
北陸新幹線のグランクラスのサービスはどうだったのか、個人的な感想になりますが参考にどうぞ!
北陸新幹線のグランクラスをはくたかで体験してきた!
今回、友人と2人で北陸新幹線のグランクラスに乗車する事になりました。
因みに北陸新幹線のグランクラスに乗るなら、かがやきよりはくたかがおすすめと言われています。
その理由は、はくたかの方が停車駅が多いため到着まで時間が掛かるからです(笑)
普段なら絶対に到着時間が短い方がいいんですが、同じ金額を払って同じサービスを受けるならやっぱり少しでも長い方がいいですよね。
なので今回は、北陸新幹線はくたかのグランクラスを選びました。
東京駅の新幹線乗り場のホームで待つ事約10分、駅のホームに金沢行の新幹線はくたかが到着。
12号車がグランクラスで、その前の11号車がグリーン車になっています。
駅のホームにもしっかりグランクラスのマークがあり、そこで待っている時点でグランクラスの乗車客だと分かるんですね。
はっきり言って、「え、おまえらお金あんの?」っていうような手痛い視線があったような感じでしたw
中に入ると、さっそくグランクラス専属のアテンダントの人が出迎えてくれました。
ドアの写真も撮りたかったんですが、アテンダントのいる前だと恥ずかしくて撮れず断念!
そしてグランクラスの車両に乗ると中はこんな感じです!
1列に座席が3つ、前後6列で18席しかない広い空間です。
かがやきのグランクラスも同じ広さが確保されています。
床は絨毯のようになっていて、車両全体が高級感に満ちています。
はっきり言って泊まったホテルより遥かに綺麗でした(笑)
しかも他に誰も乗客はおらず、自分と友人の貸し切り状態(∩´∀`)∩
貸し切り状態なので意図しない形で完全に、自分達だけの為の専属アテンダント状態で、かなりのVIP感を味わえました!
そしてグランクラスの扉の前には、グランクラスのチケットを持っている人しか立ち入り出来ないとの注意書きもあって、他の乗客が入って来る事もないです。
一般の席の車両からグランクラスに行くには、必ずグリーン車を通らなければ行けない為、まず入って来る人はいません。
そして、シートは本革シートでリクライニングも可能です!
右手側にシートのリクライニングが出来るボタンと、アテンダントを呼ぶ際のボタンがあります。
右下の読書灯は、シートの右側に小さなライトが付いていて、それが点灯するようになっています。
通常の席だと、座るとそんなに左右のスペースがありませんが、グランクラスのシートは大人が座ってもシートに余裕があって、隣とも拾いスペースが確保されていて圧迫感が全くありませんでした。
シートは写真の通り、動く白い部分と動かない黒い部分とあって、どんなにリクライニングして動いても後ろの座席に関係ない為、全く後ろに気を使う事なくリクライニング出来るようになっています。
今回は貸し切り状態だったのでどの道気を使う必要はありませんでしたが、他の乗客と一緒の時は有難いですね!
そして荷物を置いて落ち着くとすぐにアテンダントがやって来て、温かいおしぼりを提供してくれます。
そして、膝掛けもよかったらとサービスしてくれました。
左手側には、飲み物などを置く台があり、開くようになっています。
さらにひじ掛けの下の方に、出し入れ可能なテーブルもあります。少し最初は出し入れに戸惑いました。お弁当などを食べる時は、そのテーブルを出して使います。
右手側のひじ掛けの下には、各シート事にメニュー表が置いてあります。
メニュー表にも、しっかりGranClassと書かれています!
何から頼もうか迷いましたが、とりあえずビールを注文しました。友人はオレンジジュース。
飲み物はソフトドリンクもお酒も飲み放題です。
そして軽食も提供されていて、和軽食と洋軽食から選択可能です。
自分が頼んだ和軽食。おつまみとパウンドケーキも付いてきます。
友人が頼んだ洋軽食。写ってませんが、勿論おつまみとパウンドケーキが付いてきます。
自分は和軽食を注文しましたが、軽食なので小さめです。味付けは薄味で、素材の味を楽しみという感じでした。食べやすくて美味しかったです!
和軽食はその時によってメニューも変わるそうなので、今回自分が食べたメニューとは違う軽食になる可能性もあります。
中身はこんな感じでした。
友人は洋軽食を注文。洋軽食はサンドイッチとホタテのソテーでした。
友人曰く、美味しいけど足りないとの事ですw
和軽食にしても洋軽食にしてもそんなに量は多くないので、乗る前にコンビニなどでおにぎりなどを持参しておいてもいいかもしれません。
自分達は一応東京駅で、少し食べ物を購入していました。
洋軽食の中身はこんな感じです。
そして前列のシートの下の方に靴置き場があって靴を脱いでゆっくり出来ます。
各シート事にスリッパが用意されていて、トイレに行く時などわざわざ靴を履き直す必要もありません。
非常に楽です!
収納状態はこんな感じで収まっています。
スリッパはこんな感じのスリッパで、最初に履く時はちょっと足に合わずに中々履き辛いかもしれません。しばらく履いているとフィットしてきて、すんなり履けるようになってきます。
他にも新聞もありますし、アテンダントに言えば靴ベラやアイマスクも貰えます。
本当に至れり尽くせりです(笑)
初グランクラスは、最初はその高級感に緊張していましたが、しばらくするとあまりの快適さにそんな事は忘れていました(笑)
最初のビールを飲んだ後は、目的地までずっとウィスキーを飲んでいて、駅に着いた時はベロンベロンになっていましたw
だからと言ってはしゃいだり騒いだりはせずに、ゆっくり寛いでいました!
北陸新幹線のグランクラスは専任のアテンダントもいて、本当に至れり尽くせりの時間を満喫出来ました。
正直3時間でも短く感じて、まだ降りたくない!という感情が出てしまったので、やっぱり北陸新幹線のグランクラスに乗るなら、乗車時間の長いはくたかがおすすめです。
もし旅疲れで爆睡していても、目的の駅に近づいてくるとアテンダントの人が起こしに来てくれます。
安心して贅沢な時間を、満喫してみてくださいね!
北陸新幹線はくたかのグランクラスでしてしまった失敗!
さて、友人と2人で北陸新幹線のグランクラスでのんびりとした空間を味わっていた訳ですが、ここでちょっとした失敗をやらかしてしまいます。
あ~あこれだから酔っ払いは・・・
と思うでしょ?
ところが、やらかしてしまったのはお酒を飲んでいない友人の方なんです(笑)
まず最初にやってしまった失敗は、友人は東京駅で新幹線の中で食べるパンを買っていました。
勘のいい人はもうお察しですね!
友人が頼んだのは洋軽食ですよね、サンドイッチ食べてさらにパンになってしまったんですねw
友人はそれ自体はいいけどアテンダントに見られると、どんだけパン好きなんだよ!と思われそうで恥ずかしかったそうです(笑)
もしグランクラスに乗る時は、和軽食にするか洋軽食にするかを決めておいてから弁当などを購入した方がいいです。
そしてもう1つやってしまった失敗が、友人はアイマスクと膝掛けのブランケットを貰って一眠りしていました。
ところがその途中、まだ飲み切ってなかったグラスを倒してジュースを溢してしまったんですね。
これ自体は事故のようなもので仕方ないんですが、アテンダントの人がすぐにおしぼりと紙ペーパーを持って来てくれました。
グランクラスは快適さ故に、ついついぐっすりと眠ってしまいますが、頼んだ飲み物は飲み干してから寝た方がいいですね^^;
いくら広いと言っても寝ている間にぶつかってしまうと、簡単にグラスは倒れてしまいます。
ただ床やシートにもジュースがこぼれてしまい、友人が慌てて拭いていましたが、
「床は気にしなくて大丈夫です。」と対応して貰えました。
その後も、何度もおしぼりや紙ペーパーを持って来て貰えて、非常に丁寧な対応だったので有難かったですね。
北陸新幹線はくたかのグランクラスまとめ
今回は友人と2人で、北陸新幹線はくたかのグランクラスでの旅でしたが、非常に快適でのんびりと過ごす事が出来ました。
途中ちょっとアクシデントがあったものの、アテンダントの人も凄く丁寧な接客サービスで、物凄い居心地のいい3時間でした!
ただグランクラスはやっぱり料金も張るので、今回の自分達のように片道だけというのもいいですよ。それでも通常の往復の1.5倍の料金になりますが^^;
特に旅行の帰りは疲れもあるので、帰りの片道だけグランクラスというのもいいと思いますよ!
因みに往復だとほぼ2倍になります・・・流石に常にグランクラスは難しいですが、いつもとは違うちょっとした贅沢な旅には持ってこいだと思います。
もし新幹線での旅行でグランクラスを考えられている方は、今回自分達・・・というより自分の友人がやってしまった失敗も参考にされてみてください(笑)
料金は確かに安くはありませんが、贅沢な旅行もたまにはいいかもしれませんよ!