春になって暖かくなってくると、いよいよバーベキューやキャンプシーズンの到来ですね!
そしてバーベキューをするのに欠かせないのが、炭になります。
でも学校などでやるのとは違って、個人的にやるのが初めてのバーベキューだと、
炭の火の消し方や後片付けってどうすればいいの?
という疑問が出ますよね。
僕もキャンプをしようと思って道具を集めていた時、バーベキューは絶対やりたいと思ってBBQの道具を色々見ていました。
ただ火はちゃんと消さないと大変な事になりますし、炭や灰の処理もした事なかったので正直火の付け方より、後片付けの方がどうしたらいいか悩みました。
楽しいバーベキューを最後まで手際良く出来ると、周りから一目置かれます。
それにアウトドアではバーベキューはワイルドに、後片付けをスマートに行える男性は、女性からも好印象を持たれやすいので、是非炭や灰の処理や再利用の方法を身に付けてください!
バーベキューで使った炭の火の消し方は
バーベキューが終わったら、炭の火を消さなければいけません。
意外とこの火の消し方を知らない人がいて、適当に片づけてそのまま去っていく人もいます。
炭の火の消し方の前に、まずは最低限必要な道具を必ず持参してくださいね。
軍手と炭用のトングです。
忘れる訳ないじゃん!と思うかもしれませんが、意外と忘れます(笑)
特に炭用トングは、調理用のトングの陰になって忘れる事が多いので注意してくださいね。
炭用トングはないと、炭の火消しや後片付けが一気に面倒になります。
後、灰の片付けの時は小さいスコップもあると便利ですよ。
それでは、炭の火の消し方について紹介していきます。
完全に燃やしきってしまう
火は燃える物があるから燃えます。
なので炭を完全に燃やしきってしまえば、火は自然に消えます。
何もしないでただ放置しておけばいいので楽なのがメリットですが、如何せん時間が掛かるのが1番のデメリットです。
このやり方は、1泊以上するキャンプの時には向いているやり方ですね。
日帰りや大勢でのバーベキューの時は時間も限られていたりするので、あまり向かないやり方になります。
水に沈める
確実に消化する方法として、水に沈める方法があります。
これは川や海に捨てるという意味ではありません!
バケツに張った水に、燃えている炭を1個1個浸けて行きます。
バケツは炭の熱で溶けないよう、金属製のバケツを使います。
炭はすぐには鎮火しないので、最低でも30分は浸けておくのが確実です。
メリットとして、水に浸けるので消化が確実で炭を冷やせるので、持ち帰る時も安心です。
デメリットは、バケツを持って来るのがめんどくさい事ですね。
キャンプ場やバーベキューサイトによっては、炊事場が離れている事もあって、水を入れたバケツを持って来るのも一苦労する事もあります。
あと消し炭としての再利用も難しくなるので、もう捨てるつもりであれば水に沈める消化はおすすめです。
火消し壺を使う
個人的には、火消し壺を使った火消しが1番おすすめです!
何より火消しも再利用する時も楽です。
僕は、火起こしも出来るこの火消し壺を購入しました。
バーベキューシーズンであれば、ホームセンターに売っています。
消し方は簡単、火消し壺に炭や灰を入れて蓋を閉めておくだけです。
水も使わないので、初心者でも簡単に炭の火を消せます。
注意しなければいけないのは、燃えてる炭を入れた火消し壺はかなり熱くなるので、決して素手で触らない事です。
場合によっては軍手を使っていても熱く感じる事もあるので、片付けの時最初に火消し壺に入れて置くのがいいです。
30分~1時間もすれば、普通に持てるぐらいにはなっています。
因みに火消し壺は、一斗缶やお菓子の缶などでも代用は出来るには出来ますが、上記の理由から個人的にはあまりおすすめしません。
火消し壺と違って持ち手も付いてないので、缶を持つ時も火傷の危険があります。
バーベキューに慣れている人ならそれでも炭の消火は行えますが、慣れていない内はホームセンターなどに売っているちゃんとした火消し壺を購入された方がいいです。
近くのお店に売られていない時は、ネットでも購入出来ます。
絶対やってはいけない消火の仕方
絶対にやってはいけない炭の火消しのやり方が、水をぶっかける事です。
物凄い水蒸気が発生して火傷の危険もありますし、高熱の灰が周りに飛び散って大変危険です。
そして周りに人がいたら、かなりの迷惑になるのでトラブルの元にもなります。
しかも炭の火は、水をぶっかけたぐらいじゃ消えません。
早く片付けたくて水を掛けたくなるかもしれませんが、決してしないでくださいね。
バーベキューで炭と灰の処理のやり方は?
炭の消火が終わると、次は炭と灰の処理をどうするかですね。
これはそのまま捨てて行くのは、勿論NGです。
その場に穴を掘って埋めていくんですね。
キャンプに行くと、前のキャンパーが適当に片付けて行ったであろう痕跡として、焼け残った炭がそのまま落ちてた事が何度かあるんですよ(;´・ω・)
まあそういうのを見つけたら、その炭を有難く再利用してるんですけどねw
でもこれは完全なマナー違反なだけでなく、一歩間違えると火事になる事もあって非常に危険な行為なので、炭や灰をその場で捨てていくのは絶対に辞めてください。
それに炭は自然に還らないので、捨てていくとただの自然破壊になります。
不法投棄にもなるので、必ずルールに従って処理する事が大切です。
キャンプ場やバーベキュー場によっては、炭や灰を捨てていける所や処分して貰える所もあります。
そういう所では、ルールに従って余った炭や灰を処分してください。
炭や灰を処分して貰えない時は、自分で持ち帰る必要があります。
前章で僕が火消し壺をおすすめした理由の1つが、火消し壺は持って帰る時もそのまま持ち帰れるので非常に楽なんです。
火消し壺が無い場合は、アルミホイルに包んで熱が完全に無い事を確認して持ち帰ってください。
じゃないと車の中が大変な事になります。
因みにこういう缶があると安全です。
この缶の中に、アルミホイールで包んだ炭や灰を入れて持ち帰ると安全ですし、車内を汚さないので安心です。
僕はこの缶をいつもは、キャンプに行く時に焚き火用の薪を入れて持って行きます。
因みにこの缶は火消し壺があっても、火消し壺を念のためこの缶の中に入れて持ち帰れば、万が一火消し壺が倒れても安全です。
勿論火消し壺は、倒れても大丈夫なように出来ていますが。
それにバケツにして水を入れて消化するのにも使えます。
さらにバーベキュー中は缶をひっくり返したり、板を乗せてその上にクッションを置いて即席の椅子にもなって、1度に2度も3度も美味しいのであるとかなり重宝しますよ^^
これもホームセンターに売っていますので、気になる方は店員さんに聞いてみてくださいね。
そして持ち帰った炭や灰ですが、炭は燃えるゴミに出せばいいです。
灰は各自治体によって燃えるゴミか燃えないゴミか変わってくるので、必ず確認を取ってから袋に入れて捨ててください。
バーベキューで使った炭を再利用しましょう!
バーベキューで使った炭は再利用する事が出来ます。
完全に燃やしきらずに消火した炭は、まだ形が残っている物があって消し炭と言います。
これは火消し壺のように、炭を窒息させて消火させた場合に、消し炭となって再利用が可能になります。
一応水で消火した場合でも再利用は出来ない事はないですが、かなり乾燥させないといけないのでかなり手間が掛かります。
中まで乾燥出来ていないと爆ぜて危険ですので次のバーベキューで再利用にする消し炭は、火消し壺などを使った場合にした方が無難です。
1度火を付けた消し炭は、次は着火しやすく火種として使えます。
元々炭は最初の火が付きにくいので、消し炭を再利用する事で次のバーベキューでの火付けが楽になります。
ちなみに消し炭は備長炭やオガ炭などの高い炭は残りやすくなり、安い炭はあまり消し炭として残らない事も多いです。
ただホームセンターで売っている備長炭を見て貰うと分かりますが、普通の炭に比べ結構高いです^^;
備長炭は火が付きにくい分、火持ちが良く消し炭にもなりやすいので、結構頻繁にバーベキューやキャンプに行く人はおすすめです。
ただこれからバーベキューを始める人や、たまにしかバーベキューやキャンプに行かない人にとっては普通の安い炭でも十分です。
僕はシーズンになれば頻繁にキャンプに行きますが、実は備長炭は買った事がありません。
普通の炭でも十分バーベキューは楽しめますし、値段の安い炭は高い炭より消し炭として残らないと思いますが、消し炭になってくれる炭もあります。
ですので再利用の為にわざわざ高い炭を買おうとする必要はありません。
備長炭やオガ炭を買うなと言っているのではなく、頻繁にバーベキューに行くようになって来たらでいいと思いますよ。
もし次のバーベキューに利用しない場合でも、消し炭は他の用途で再利用出来ます。
炭は消臭効果があるとされていて、スーパーなどにも炭を使った消臭剤が売られていますよね。
消し炭やバーベキューで使わなかった余った炭を、冷蔵庫や下駄箱に入れて消臭剤代わりにする事も出来ます。
この再利用方法であれば、水で消火して濡れた炭でも使えますのでおすすめです。
ただいくら再利用でもバーベキュー用の炭を、炊飯器に入れて米を炊くのは止めた方がいいです(笑)
バーベキューで炭の処理と再利用まとめ
大勢でワイワイとバーベキューを楽しむのは、アウトドアの醍醐味ですね。
炭の消火や灰の処理は、バーベキューの片付けでも面倒ですがしっかりと消火して、ルールに従って処理してください。
マナーの問題もありますが、それで山火事になって大惨事になった事例もあります。
1番のおすすめは、炭の消化も再利用も出来る火起こし可能な火消し壺です。
気になる方は、是非1度検討してみてください。
正しい炭の火の消火や灰の処理を行って、楽しくバーベキューを楽しみましょう!