会社の飲み会で、新入社員が何もせず気になった先輩社員は、少なからずいるのではないでしょうか?
自分達の頃は、新人は気を利かせ気配りするのが当たり前と言われた方もいると思います。
時代の流れやゆとり世代とよく言われますが、その場で注意や説教するとパワハラと言われるんじゃないかと、萎縮して何も言えない人もいるかもしれないですね。
今回は、新入社員に飲み会での接し方を記事にしてみました。
新入社員が飲み会で気配りするのは当然か?
そもそも新入社員が飲み会で、気配りするのが当然なのか?という事ですが、
新人が目上の人に気配りした方がいい
のかなとは思います。
しかし、新人のマナーとしては、先輩に指示された事をやるのが、新人のマナーと言えます。
あなたが新入社員の頃に、
「新人は周りに気配りして、取り分けやお酌をするように」
と教わった事があるとはいえ、それも先輩に教わった、つまり言われた事だと思います。
もし黙っていてもやるのが当然と考えているのであれば、少し見方を変えた方がいいかもしれません。
新入社員は、社会に出て間もない訳で、当然社会の常識をよく知りません。
なので、こういう場ではこうした方がいいというのを、「先輩に教わりながら新人は覚えていくものだ」と思っていた方が、お互いストレスもなくいいのではないでしょうか。
黙っていてもやる、と考えている方が時代錯誤になるかもしれません。
新入社員を飲み会で注意するとパワハラになる?
新入社員が、飲み会で気配りやマナーがなってないのを見て、気にはなっているけど注意するとパワハラと言われても嫌だと思って、何も言えない人もいるかもしれません。
現在は昔と違い、個人の自由や意志が尊重されるのが当然という考えも出てきて、パワハラという言葉も最近登場するようになったと思います。
それで先輩社員が、新入社員に飲み会の場で注意するとパワハラになるのか?と心配する人もいますよね。
これは新人の立場からすると、普段会社でも全く喋った事ない人から飲み会でいきなり言われると、パワハラと言われる可能性はあるかもしれません。
なので、もし目に付く新人がいた場合は、その場で一旦コミュニケーションを取り、それなりに打ち解けてから教えてあげてはどうでしょうか。
いきなり言うとパワハラと思うことでも、打ち解けた相手であればアドバイスとして受け取って貰えます。
あと言い方1つではありますが、もし最近の子はちょっと言っただけでパワハラと言うと思って萎縮してしまうのであれば、
「自分が注文してくるから、みんな何飲む?」
と、率先して言ってみてもいいかもしれません。
先輩があれこれと気配りしていると、新入社員の中には気付く子は気付きます。
それとなく気付かせてあげてもいいかもしれません。
新入社員を飲み会で説教しても大丈夫?
新入社員を飲み会で説教しても大丈夫なのかですが、これは飲み会であろうが仕事であろうが、コミュニケーションが取れているか、信頼関係が気付けているかに寄ると思います。
1度は経験がある人もいるかもしれませんが、会社でも全く喋った事ない人からいきなり怒られたら、その場では謝っても内心
「何で1度も喋った事ないあんたに、いきなり怒られなければいけないの?」
ていう経験はないでしょうか?
それと同じで、飲み会でもコミュニケーションを取って信頼関係が気付けている人であれば「アドバイス」になるし、
逆に、飲み会の席で勢いに任せて言ってしまえば「ただウザイだけ」になってしまいます。
新入社員の気配りや、マナーがなっていないのが気になるかもしれませんが、
最近は家庭でも核家族や共働きで、大人数で食事をしない家庭も増えています。
急須でお茶を入れる事も少なくなって、今やペットボトルでお茶が飲めます。
普段の食事から大皿に料理を乗せて、みんなで食べるという習慣がなくなってきてますから、飲み会で気配りできないのも仕方ない部分もあります。
他人の箸が入るのが嫌で、鍋料理が苦手な人もいるぐらいです、(実は自分もそうです)
最近の人には取り分ける発想もない人もいますので、説教染みた感じで言うのではなく、友人に教えてあげるという気持ちで言ってあげればいいのではないでしょうか。
あと言うなら簡潔に言った方がいいと思います、あまりくどくど言うと、絡み酒と思われてやっぱり敬遠されてしまいます。
まとめ
内心、「新人はやって当然だろ!」と思っていても、それを出さずに諭してあげるのも先輩の役目なのかもしれません。
時代が変わったとよく言いますが、その時代しか知らない人にとっては、それが当たり前になっています。
自分の時代はこうだったと押し付けるのではなく、人生の先輩として柔軟に対応するのも、大人の対応なのかもしれません。