年に1度のひな祭り、特に子供が生まれて初節句迎えると、雛人形を購入しようと考えると思います。
しかし最近は一戸建てではなく、マンションやアパート住まいの方も多いと思います。
そういった家庭で子供が生まれ、初節句を迎える家庭の悩みとして
「飾るスペースや部屋がない」
「収納する場所が限られている」
という事情を抱える家庭も、多いと思います。
今回は、そんな限られたスペースでも飾れる雛人形や飾り方を紹介します。
雛人形 マンション 飾り方
雛人形のマンションでの飾り方ですが、おすすめは親王飾りです。
親王飾りは、男雛と女雛の二体だけ飾るという飾り方になります。
親王飾りの1番のメリットとしては、飾る手間が最小限で済むのと、場所を取らない事です。
雛人形=段飾り
というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、元々雛人形は男雛女雛1対で完成形でした。
他の人形や道具は後から加えられていった、添え人形になります。
余談ではありますが、昭和30年代に炭鉱が栄えた北九州では狭い炭鉱住宅多かった為、そういう家庭では雛人形が描かれた掛け軸を飾っていたそうです。
雛人形自体を飾らなくても、形はそれぞれの地域や事情で変わるもので、この北九州の例も雛人形の1つの形になります。
もし、後から
「やっぱり段飾りにしたい」
「添え人形が欲しい」
となった場合でも、人形店には単体でも売っていますので、後から単体で追加していけばいいです。
男雛と女雛の二体だけだったとしても、自分達が気に入る雛人形を購入すれば、きっとお子さんは喜んでくれると思います。
雛人形の飾る場所はリビングでも大丈夫?
マンションやアパート住まいだと、部屋数が少なく飾る場所がリビングしかない、という家庭もあると思います。
飾る場所に関して言えば、リビングでも全然大丈夫です。マンションでのリビングで飾る家では、サイドボードに飾る家庭が多いようです。
リビングは一家が1番揃う部屋だと思いますし、家族全員で雛人形を見ながら、談笑する事も出来ます。
ただ1つ心配になるのが、
「キッチンと同室のため、湿気や暖房などで痛みそう」
「日光に当たって日焼けしそう」
という事になるかと思います。
一戸建ての家であれば座敷に飾る事も出来るのですが、マンションだとそういう訳にはいかず雛人形の傷みが心配になりますよね。
これについては状況にもよりますが1年に1ヶ月程の期間ですので、直射日光にさえ当たらなければ、そこまで雛人形が痛む事はないと思います。
それに雛人形は子供のお守りとしての役割がある為、人形に傷が入るのは子供の災難の身代わりとなっているという考え方も出来ます。
決して粗末に扱ってはいけませんが、飾っていく上で雛人形が痛んでいくのは、そこまで気にされなくてもいいかと思います。
どうしても気になる方は、直射日光とエアコンの風がダイレクトに当たる場所を避けられたらいいかと思います。
雛人形マンションで収納しやすいのは?
マンションやアパートになると、収納も大事になってきますよね。
最近では、そんな家庭事情も考慮して、コンパクトな雛人形を取り揃える人形店も多くなっています。
収納に関して楽な雛人形の種類は、
収納飾り
ケース飾り
になります。
収納飾りは収納箱にそのまま飾る事が出来て、片付ける時もそのまま収納箱に収納できるので、場所を取らないのがメリットです。サイドボードに収納箱ごと置いて、そのまま飾る事も出来ますしおすすめです。
ケース飾りはガラスケースに入った雛人形で、最大のメリットが掃除が楽という点です。ガラスケースの上の埃さえ取ればいいだけで、収納する時はダンボールにすっぽり入れてそのままクローゼットに仕舞えばいいので、こちらもマンション住まいの方にはおすすめになります。
そして、収納する時は乾燥した日を選び、ケース飾りの場合は必要ありませんが、防虫剤を一緒に入れて保管してください。
実は雛人形の痛みは飾ってる時より、仕舞っている時の方が大事になってきます。
まとめ
アンションやアパートだと、飾るスペースがあまりない為、雛人形1つ飾るのにも苦労する時もありますよね。
確かに収納やコンパクトにと考えるのも重要ですが、あまりに妥協してしまうのも後悔してしまう事にもなるかもしれません。
子供にとって一生ものになりますし、親にとっても子供の為に買ってあげる物ですから、自分達が1番気に入った雛人形を購入されるのが1番です。
今回紹介したものが、参考になれば幸いです。